死ぬ間際で充分?
こんにちは!
相続遺言専門、行政書士の木村浩康です。(^^)/
今回の事務所のトピックスは、
重い腰をあげない親の遺言書作成に関するお話です。
兄弟姉妹の仲が非常に悪く、
親の相続で相続争いになるのはわかりきっているのに、
「まだ早い!」
「死ぬ間際に書けば十分じゃ!」
と反論する親は非常に多く、
最悪の場合、
「人のカネをあてにするな!」
「死ねと言っているのか?」
と親に激昂されるのはよくある話です。
でも、やはり、
親の遺言書の作成は、死ぬ間際では遅すぎます。
なぜなら、
死ぬ間際の遺言は遺言能力が疑われるため、
たとえ親が公正証書遺言書を作成していても、安心できないからです。
そもそも、生きるか死ぬかの瀬戸際において
遺言書の作成などできるはずがなく、
親が最後の気力を振り絞って、何とか手書きで遺言を書いたとしても、
親の遺言能力は確実に疑われ、そもそも字がかけるかどうかわかりません。
死ぬ間際においては認知症になっているかもしれず、
そうなると、子供たちの相続バトルはもう避けられません。
遺言書は、元気なときに書いてこそ意義があります。
死ぬ間際の遺言は、相続争いになりやすいので十分ご注意を下さいませ。