自筆証書遺言の注意点!

自筆証書遺言もとても有用!

自筆証書遺言はトラブルになりやすく、公正証書遺言に比べれば信用度も劣ります。
しかし、自筆証書遺言にもメリットはたくさんあり、法的効力も公正証書遺言と同じです。

何はともあれ、紙切れ1枚残しておけば、骨肉の相続トラブルを防ぐことができます!
専門家のチェックを受ければ費用も安上がり!遺言がトラブルになることもありません。

亡くなってしまえば後の祭り! 相続トラブル勃発の悲劇が待っています。
残された時間が少ないならば、今すぐ自筆証書遺言書の作成にとりかかりましょう!

自筆証書遺言の作成のポイント!

自筆証書遺言は、遺言者が、その全文、日付、氏名を自書し、これに、印鑑を押印を
することによって成立します。(民法968条1項)

<自書とは?>

自書とは遺言者が自分の手で書くことをいい、手が不自由である場合に、筆記用具を
足に挟んだり、口にくわえて書いた場合も自書と認められます。

自書といえるためには、文字を知り、かつこれを自らの意思で筆記する能力が必要で、
病気などによって他人の補助が必要になっても、自書能力は失われません。

<他人の補助を受けた場合>

本来自書能力があった人が、手が震えるなどして、文字を書くことが困難になり、
他人に添え手をしてもらって書いた場合に、その遺言が有効かどうかが問題となります。

この点、判例は、他人の補助は不可であるが、、遺言者の手を適切な場所に導く程度、
軽く支える程度であれば、例外的に自書の要件を満たすとしています。

<パソコンなどの利用>

パソコンによる印字、ビデオテープ、録音は、いずれも自書の要件を満たしません。
カーボン用紙を用いた複写の方法で記載した場合は、要件を満たすとされています。

<全文の意味>

全文は、遺言事項を書き記した本文を意味しますが、その一部の他人が書いた場合、
たとえば、遺言書本体に他人の図面や目録を用いた場合が問題となります。

この点、図面上の上に自筆で添え書きがしてあったたり、指示文言が付記されてあったり、
書面本体との一体性を明らかにする方法が講じられていれば、自筆性が認められます。

<日付>

日付も当然、自書が必要です。年月日はあるものの日の記載がない遺言は無効です。
「平成〇年〇月吉日」「平成〇年〇月の桜の咲く頃」なども無効です。

「満80歳の誕生日」「平成〇年〇月末日」「26.3.9日」など、具体的な日時を
客観的に特定することが可能であれば、有効となります。

<日付の記載場所>

日付の記載場所については特に定めはありません。遺言本体に日付を記載せず、
封書に日付を記載した事案について、遺言は有効とされた例があります。

ただし、封書はすり替えられる可能性がありますので、やはり、遺言本体の冒頭、
あるいは末尾に記載しておきましょう。

<作成に何日もかかった場合の日付>

全文を自書するのに数日の期間を要することがあります。その場合にいずれの日を
遺言に記載したらいいかが問題となります。

この点については、当日の日付のみと厳格に解釈されているわけではありません。
しかし、不要なトラブルを避けるため、1日で作成を終わらせた方が無難です。

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