蓋を開けると!?

こんにちは!
行政書士の木村浩康です。

さて、今回の遺言書にまつわるお話は、
家族それぞれの思惑の違いに関するお話です。

「オヤジはそろそろヤバいかも~!!」

平和であった家庭に、そういった危機が迫りますと、
深い悲しみと同時に、そのあとのことが気になってくるのが普通です。

そして、もしもそうなった場合、
家はオヤジと同居していた自分が引き継くのは当然で、

家を引き継いだ自分が母親の面倒を看ていけばいい、
そう思っていたし、家族みんなも同意見だと思っていた長男様。

ところが!

母親は、父親が亡くなったら家は自分の名義になると思っていて、
施設にお世話になるときに家を売却して費用を捻出しようと考えている様子。

そして弟は、平等な相続を考えている様子で、
家を売り払って平等におカネを分けて欲しいと考えている様子。

父親の相続における母親と弟の考えを知り、
長男様は、これは大変とばかり、相続のご相談にいらっしゃいました。

そこで、
当の父親ご本人様に相続のお考えを尋ねると、

「あとのことはやはり長男に任せたい、
長男に家を継がせて母親の面倒をしっかり看てもらいたい!」

その強いご意思が確認できましたことから、
相続争いを避けるための遺言の文案を検討させて頂くことになりました。

そして、配偶者税額軽減制度利用の必要はなかったことから、
家は同居の長男に相続させるけど、その条件として、

「母親が亡くなるまで母親と同居して母親をしっかり扶養すること。
弟には代償金として金〇円を支払うこと。」

ご自宅に関しまして、長男様に負担付で相続させる旨の遺言を、
父親に提案させて頂きました。

この遺言内容なら、年老いた母親の老後の心配、長男のこれまでの実績、
弟の平等を求める気持ちに配慮することができますし、

家を相続した長男が負担を履行しようとしないときは、
母親と弟は、遺言の取り消しを裁判所に請求することが可能となります。

親の相続につきまして、

「みんなそう思っていると思いきや、全然違っていてもう大変~!!」

それはよくある話ですのでご用心!

蓋をあける前にキチンと手を打つことができて
「これで安心!」と相成りました。(^^)/

ふくやま mirai 遺言書相談室

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