死ぬ間際の遺言!

今回の事務所のトピックすは、
遺言書を作成する時期に関するお話です。

「遺言」とくれば、
まさに死ぬ間際に書くというイメージがございます。

子供から、「遺言を書いて欲しい」と言われようものなら、
「まだ早い!」と思ってしまうのが普通です。

まだまだ元気なのですから、この先もたくさんお金を使うはずで、
最後の最後に余ったものについて書けばいいとつい思ってしまいます。

しかし!
相続において何かしらのご希望がある場合、

例えば、後継ぎの子供が困らないようにしてやりたいとか、
長男のヨメ、可愛い孫、内縁の妻にも財産を遺したいと考えている場合、

遺言書の作成は、最後の最後では遅すぎます!
なぜなら、死ぬ間際においては、ご本人様の遺言能力に問題が生じるからです。

生きるか死ぬかの瀬戸際にある場合、意識が混濁しているのが普通ですので、
遺言書の作成どころではないでしょうし、

仮に最後の気力を振り絞って遺言をしたとしても、
死ぬ間際の遺言は、「遺言能力」が間違いなく問題視されます。

遺言で相続分を少なくされた相続人が、
「遺言能力を欠いた遺言書は法的に無効だ」と主張するに違いございません。

遺言書は、15歳以上であれば、単独で有効に作成することができ、
作成した遺言書は、何度でも修正することができます。

これもよく勘違いがございますが、
遺言書に書いた財産を残しておく法的義務はありませんので、

例えば、有料老人施設入居のためにお金を全部使ったり、
介護費用の捻出のために全部お金を使ってもまったく問題ございません。

遺言に書いた財産を、ほかの人に贈与しても構いませんし、
後でこっそり書き直したって、何の問題もないのです。

遺言を遺しておかなければ、相続人による遺産分割協議が必要となり、
お世話になった子供が嫌な思いをするかもしれません。

何もしてくれなかった親不孝の子供や、見たこともない親戚が財産を得る!
そのようなことは絶対に不本意なことであるはずです。

以上、
遺言書の作成は、死ぬ間際では遅すぎます。

財産の振り分けについてのご希望があるならば、
誰からも遺言能力を疑われない、元気な今のうちに遺言をしておきましょう!

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相続・遺言・民事法務
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