寄与分で確実にモメる!?

こんにちは!
行政書士の木村浩康です。

さて今回の親の遺言のお話は、
老親の介護をした二男夫婦の労に報いる遺言のお話です。

兄弟姉妹が3人いるも、二男夫婦が長い間老親の介護をしたような場合、
親の相続の時に三等分するとなりましたら、二男は納得がゆかぬことでしょう。

二男が親の看護をしたことで、親の財産が維持されたという事情がある以上、
「その節約分を相続分に加えろ」と二男が主張したくなるのは当然です。

しかし、いわゆる「寄与分」につきましては、
法律上、まずは、相続人で話し合って決めることになっています。

他の兄弟姉妹にしてみれば、いくら二男夫婦が親の介護をしていたとしても、
自分の相続分が減るのは面白くない話です。

二男がいくら親の財産の維持増加に貢献したと訴えても、
他の子供たちは共同戦線を張って、まともに取り合わないかもしれません。

そうなりますと、二男夫婦はまさに踏んだり蹴ったり!
孝行息子がバカを見るという典型的なケースとなってしまいます。

そうならないようにするためには、やはり、親がそれを見越して、
二男夫婦のために適切な遺言書を遺しておかねばなりません。

親が遺言書の中で二男の寄与分を明確に認めておけば、
二男は寄与分を兄弟姉妹に主張する必要がなくなりますので非常に助かります。

「親に遺言を書いて」とは言いにくいものですが、
寄与分をめぐって他の兄弟姉妹と確実にモメそうな場合には、

まだ親に遺言能力があるうちに事情を説明し、
寄与分に配慮した遺言書を早めにお願いしたいところです。

ふくやま mirai 遺言書相談室

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