ついつい手伝った!?

こんにちは!
行政書士の木村浩康です。

さて今回の遺言書のお話は、
親の手書きの遺言書作成に関するお話です。

いくら公正証書遺言書が安全、確実といわれても、
ご高齢の親が作成するとなると大変です。

一番高いハードルは、高齢の親がキチンと公証人に話ができるかどうか、
公証人に遺言内容を口授できるかどうかという点です。

親と公証役場に一緒にゆくも、全然違う話をし始める、
全然話しをしてくれない、やっぱり遺言は嫌だと言い始める、、、(汗)

というわけで、ご高齢の親の場合は、
余程の理解と能力がないと、ハードルは高いと言わざるを得ません。

そのため、特に急ぐ必要がある場合には、
とりあえず、手書きで遺言をお願いするケースがございますが、

その場合も、親の手書きの遺言書の作成については、
相続争いの火種になる危険が満ちています。

よく問題になるのが、
親が他人や子供の補助を受けて書いた自筆証書遺言書の有効性の問題です。

親に遺言を書いてもらう場合、なかなか筆記が進まないことに業を煮やして、
ついつい子供が筆記を手伝ってしまうケースがございます。

その点につきましては、
そんなことをしたら直ちに親の遺言が無効になるのではなく、

①親が自書能力(文字を知り、自分の意思で筆記する能力)を持っていること。

②子供の補助が始筆、改行、行間を整えるため、正しい位置に導いたに留まっていること。

あるいは、単に筆記を容易にするために支えを貸しただけであること。

③添え手をした子供の意思が介入した形跡がないこと。

以上の3つの要件をクリアしているならば、
親の遺言は法律的に有効となります。

とはいえ、そこはやはり紙一重!

判例に従えば、他人の補助は、遺言書の手を文頭や適切な場所に導く程度、
軽く支える程度にとどめなければ、遺言が無効になります点にご注意を!

以上、親に手書きの遺言をお願いする際のワンポイントアドバイスでした。
ご参考になれば幸いです。 (^^ゞ

ふくやま mirai 遺言書相談室

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